#5「心色の切符」

  この作品に出てくるアヤカシたちっていわゆる「妖怪」っぽくないのもいるのが良くもあるって感じだな。今回出てきたさんとなんか特にそう。何も特徴付けられていない素朴さが、ほんとにかつてはそこらにいたって気にさせる。色のなさが人間臭くも感じられて好きだ。約束をしながら次の日来なかったレイコ。ああ、そこで何か悲しいことがあったんだなと思ったら…のオチとレイコの性格にも笑った。友人帳はレイコの備忘録であったか。