#80「最期の言葉」

 アスマ、逝く。玉の意味するところをシカマルに耳打ちする場面は、いちいちもったいぶるなよと言いたくなったけど、特定の立場、あるいは誰かってわけじゃなく、この作品的にはやっぱ次の世代、脈々と受け継がれる絆ってことなんだろうか。アスマにとってはシカマルやいの、チョウジたち。紅も含めるなら大切な人という言い方もできるのだろうし。その意味では三代目にとってはアスマもそれに同じだったはずで、アスマ自ら犠牲になって捨て駒になる理由にはならないんじゃないかとも思ったが…。シカマルが「アスマ」と呼び捨てにして師弟を超えた絆を意識させるところが泣けた。