#4「フリカエル」

 毎回ちらちら出てくる猫耳くんはアオと関係がありそうなのは明白だったけど、秋名やヒメとのほうが深いつながりあったようで。ギンという存在が知れて、前回の犬ころに対するヒメの妙な執着と頑なな態度もそれで理解できるし、秋名のチューニングの能力もより意識させる、と。ヒメの不安や苛立ちを笑いで消化しているのも却って緊張感を生んでいい。どんな町歌やねん、で、それを勝手に採用するなんぞチョウチョウとしての職権濫用もいいとこじゃないかと爆笑しつつ、ヒメの本心を思うと笑うに笑えないという微妙さ。ヒメはずっとそうやって生きてきたんだろうな。食へのヒメのこだわりやらヒメの性格や魅力をアピールする流れとタイミングが間違ってるだろとも思いつつ、そのアプローチの仕方にやられてすっかりヒメ好き。