#77

 ユリ、チュモンに息子だと名乗り出る。前回ラストの止め絵はユリとチュモンの背合わせの構図でなかなか粋だったのに、今回はチュモンの泣き崩れた顔で静止画には笑った。ひでー、英雄も形無しだ。まあチュモンにしてみれば、死んだと覚悟していた息子に会えた喜びの表情なんだし、父親の顔ってことなんだろうな。これでソソノは気が気じゃなくなるわけか。プヨとの軍事的緊張をソソノが容認した辺りも、ユリに対してだけでなく、全ての人間に対して父性の塊のようになりつつあるチュモンの攻撃的な面をソソノが肩代わりしているようにも見えるし。ソヤはユファにだぶらせて、今回クムワと太后がやっと和解したかと思ったら、ソソノが先鋭化しかねい火種がくすぶり始めるというのも上手い。国力では完全にプヨを逆転しているコグリョだけど、人間愛憎劇ではようやくプヨに追いつき始めたってところだな。残り数話、意外なところで楽しめそう。