#20「クラッシャーと友だち」

 どうやら前回の恐怖のゴミ清掃車は、管理社会な地域の産物だったようで。普通の人々もいる一方で、こういうある種人間社会の一側面を象徴するような人間たちが登場するのもこの作品の不思議なところだ。
 飛行機を作ろう。宇宙ロケットまで作っちゃったからまた調子に乗ってるよ、誰か止めてあげようよ、ああ、でもジムのおもちゃとかで飛行機の原理そのものは把握済み?とか思っていたら、鳥人間コンテスト的なオチに笑った。再生の魔術師スケアクロウマン、初めての挫折? だとしたら貴重な話だけど、まあスケアクロウマンだって、人には見せてないだけで失敗作は数多くしてきているんだろうな。それを踏まえての「夢は諦めない」なんだろうし。ベストが情に厚いところを度々見せて和んだ。ただ、ちょっと感受性が強すぎるんだよな。どう見ても頼り甲斐のあるお兄ちゃんはベアベアのほうだ。