(再) #6「すてきな夜をあなたに」

 「家族と友達は違う」。アルフの丸っこい黒い瞳が普段はいたずらっ子のように見えれば、少しうつむき加減になるとしょげているようにも見えるように、笑いがありながらもほろりとさせられてしまういい話だった。アルフはいつも陽気で、落ち込んでいる姿さえポーズであるかのように振舞う、そこが奴のいいところなんだけど、滅多に表に出さないからこそ、ちょっとした仕草に強く哀愁を感じてしまう上手さがあるよな。くそー、普段は常識外れにいい加減な奴なのに。どうせ今回のオチだってまたウィリーたちが尻拭いをするはめになったのだ。と思いつつ、今回お近づきになったジョディーとは星の生まれの違いを越えていい関係が続いたというオチであって欲しいなとか思った。