#10「祈り」

 ああ、見えすぎる人たちとの悲しい断絶なんだな。見えすぎる人への嫉妬とか、どちらと言えば自分は銃を向ける側だろうし、自分はそちら側ではない、そちら側にはなれないという無関心のフリも銃を向けていることになると考えたら悲しいものがあった。話としては後半は下降線だったし、最終回も途中までは(最後まで?)とんでも含みだったけど、大団円とは言えない結末で少し溜飲を下げたというか、すっきりしない後味がいい。