お伽草子

 #12「晴明」

ほとんど枠ばっかりで、これまでお話らしいお話を積み重ねてこなかったにもかかわらず、玉砕覚悟の一行の行動に泣けそうになった。こういう時、金の字と貞光のコンビは反則だよな。兄弟っていうより、やっぱ親子かなあ、この二人の関係は。役柄どおり仁王立…

 #10「酒呑」

卜部ちゃん、裏切る。ポイント、そこ。土蜘蛛は泥臭い強さを感じたのに、熊襲兵はそれを感じない。最強って本当? で、帝が危機一髪って時に、頭の酒呑童子が先にやられて、荊木もあっさり。強すぎる酒呑では戦いをじっくり描けなくて、展開を淡々と消化して…

 #9「暗闇」

酒呑童子が都に攻め入るとの報に、急ぎ都に戻る光たち。って、以前の時にも増して戻るのが早いな。熊襲って、九州の南部じゃなかったけ? 無駄なところを端折るのはいいんだけど、端折りすぎて都と熊襲が近いイメージを持ってしまうのもどうかと。前回、メチ…

 #6「呪島」

勾玉が邪悪な力を浄化するのではなく、人々の邪悪な心が勾玉に引き寄せられているのでないか、とまるで「犬夜叉」の四魂のかけらを思わせる展開。光も真実を学び、経験値がまた少しアップした。Lesson2、終了です。その光の清らかで真っ直ぐな瞳に希望を見い…

 #5「卜部」

卜部の提案で女装する一行。綱より光の女装のほうが何故か面白かったり。光がまた妙に恥ずかしがる。ほんとに芝居の下手なお姫様だな。そんな光のうぶさがカワイイ。長髪の光を見て、何も突っ込まない貞光も相当なものだと思ったけど。 どうやら晴明の手の者…

 #4「羅城門」

「血のつながりのない綱に、私の悲しさが分かるわけもないか」 ああ、光、言っちゃったよ、綱が傷つく言葉をさらりと。あれ、綱は相当グサリと来てたね。「どうせ、私は…」とか陰で独りごちてる綱が想像できて笑える。で、この二人、始終そんなことやってそ…

 #3「土蜘蛛」

勾玉を手に入れ、急ぎ京に戻れば、お慕いしている兄様はすでに死の床でした、とさ。身代わり頼光様は頼光を演じ続けねばならず、影の存在のままとなるか、その名のとおり、光となれるか、ってとこですか。純真すぎる光が俗世に触れ、真実を見出す話でもある…

 #2「貞光」

山から下りて来たら、話も俗っぽいものに。訪れた村の実情、貞光のキャラともうベタベタ。絵に加えて、話まで動きのないものになってしまったら退屈してしまうかも知れないけど、コケてもいいから新しいものを作る意欲をもっと見せてくれても。絵はそれで新…

 #1「頼光」

この手の絵に慣れていないこともあってか、端正な絵のキャラが喋るのに最初は違和感があった。影絵芝居というか、カラクリ紙芝居を見ている感じ。その点、アクションは見応えある。土蜘蛛族の雑魚らしからぬしぶとさがいい。 身代り?頼光様は、妄想癖のある…