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 密室の緊急オペ問題は解決。なら、こっちも本気で行かなあきまへんなとか言うから、もっと金をばら撒くのかと思ったら、前回送った絵画でごり押しか。意外に安上がりな本気。あー、鵜飼教授の本を三百冊だか購入するとかいうのも賄賂のうちになっているんかな。そっちは自腹じゃなさそうだけど。教授と医師会の力関係がまだ飲み込めないんだけど、のし上がるためにしてきた汚いことは、弱みになって返ってくることもあるというか、一度入ったら容易に抜け出せない底なし沼感覚、ドロドロ感は確かに充分ある。ひと言ひと言が命取りになる、しんどい世界やし。そんな世界を、黒木瞳キャラが言うように、ギラギラしながらのし上がろうとしている財前は確かに目が離せない。狡猾でいながら、まだ青いというか、染まりきっていないところがあるのも魅力かも知れない。