#5「MILLENNION」

 殺しに動揺するブランドンは今更という気がして興ざめなんだけど、まあそれがブランドンのウブさ、純粋さと思えばいいのか。基本はありきたりなんだけど、組織の末端にいる者たちの悲哀や現実などの描き方とか細かいところはいいんだよな。心に熱いものは持っていても口下手で、生き方も行動も不器用なブランドンにじれったさを感じているってことは、作り手の術中にはまっているってことなんだろう。いや、青春ドラマをじっくり描くのなら、それはそれでいいと思うので。