#7「宇宙学校入学式」

 秋のような人物が首席合格らしい学校ってなかなかユニークだと思う。天を指差すだけの秋に、宇宙を感じてしまうアスミもなかなか。
 ライオンさんともお別れで、これからはひとりぼっちと感じるアスミ。でも実はひとりじゃなかったというラスト。心配してみんなで探し回ったというのはそんな大袈裟な、という感じではあるけれど、アスミは確かに放っておけない気にさせる子だよね。そんなぽけーっと歩いてるとドブに落っこちるよと言いたくなるような。ウキタさんがアスミを探し回っている図を想像して萌え。お父さんと一緒にいるところを見られなくて良かったじゃない。見られてたら、ひとりだなんて嘘を付いてたのね、とまた殻に閉じこもるところだったよ。リンゴさんはやけに所帯じみている。ほんとに学生さんなのか。留年を繰り返してるとか?
 とまあ、相変わらず語りが穏やかで余韻が文句なし。