#37「二人の すごい 悪魔」

 上手い。見ているほうとしてもたいしたことねえなとか、何がやりたいんだとレオンのキャラには懐疑的になっているから、相手が問題なのではなく、自分自身の問題なのだと言われ、ハッとするメイやそらの気持ちがよく分かる。嫌われ役だったメイも、嫌われても構わない、入ったばかりの新人がそらを超えるにはなりふり構っていられないとメイ自身分かっていることを明かす。そしてメイが編み出した新技を受け止められるのはレオンあなたしかいない、あなたが死神なら、私は悪魔よと極めて強気で挑戦的。あきらめの悪さはこれまで確かにそらの専売特許だったわけで、相手が吹っかける無理難題に立ち向かうというのはあったけど、自分から相手に威圧的に挑戦するところはそらにはなかった。仲間に囲まれるそらとあえて孤独でいようとするメイという対照的な面や、気概の違いとか、いいライバルの作り方だな。メイのこと、普通に好きになっているし。
 そらが自分のことを「ばかそら」と呟くのがウケた。いいね、その言い方。その場面で、足先からじっくり舐めるようにそらを映すやり方も、息抜きを忘れてないなというか。最近フールが乗ってこないのでエロさは控えめなのだけど。