(再) #13「カスミ、霧の者になる」

 カスミン、霧軍団のルーキーに。って、まんま忍者話だ。連帯責任というか、チームのまとまりが訓練のポイントになってるところとか、これもNARUTOの序盤を思い出す。
 誰にでも取り柄はある。カスミンの場合、それは掃除とか料理。これだけだと、古臭い考えに思えてしまうけど、霧軍団のルーキー仲間はカスミンのことを特に女の子として意識していないから悪い感じには見えない。ヘナモンの能力が全てというものさしが逆にいい方向に作用している。
 そして、霧彦くんが久々に登場。感動の再会だというのに、相変わらずのポーカーフェイスに淡々とした口調が霧彦くんらしいというか。雪乃も霧彦くんのことになると多少素直になるようで。カスミンを霧軍団に入団させるという今回のいたずらも、きっと照れ隠しなんだろう。
 これで霧一族の中にもカスミンのことをよく思うヘナモンがまた増えた。カスミンが霧一族と霞一族の仲を、また人間とヘナモンの仲を取り持つという流れがより一層作られることに。ほのかに感動する話だった。カスミンに、お前はもう教え子のひとりだと言う指導教官もいいキャラだった。