#4「お母さんの手紙」

  字の読めないコゼットが神父に自分の名前を教えてもらい、母の手紙にその文字が溢れているのを知る。ファンティーヌ、いかにも娘の名前を書き連ねそうだし(一文ごとに「愛しのコゼット」とか書いてそう)。コゼットには、文字を読めた喜びと、母の変わらぬ愛を再確認できた喜びと。うーん、素直に見れば実に感動的。名作劇場的感動シーンなんだよな。
  シュシュの成長ぶりにどれだけ時間が経っているんだと思っているところへ、トロンがコゼットに幾つかと問うからそこで分かるのかと思いきや、見事にすかされたな。何にしても、コゼットだってろくなものを食わせてもらっていないだろうに、シュシュはどこからあれだけの栄養を得ているんだと思ってしまう。テナルディエ夫婦が余計な食い扶持が増えるのを許すとも思えないし。そこにあえてツッコミ入れてるところとか、原作読めとか、ネタバレとかやってる次回予告が毎回楽しい。