(再) #11「カイブツノユメ」

  とーちゃん、というか菅田俊の独壇場。淡々とした演技が真に迫っていて、却ってゾクリとさせられる。喚く沙羅との会話にすらなっていない会話も怖さを増幅。「父さん、小学六年生の頃から考えていたんだ」とか思わず笑ってしまいたくなる言動も、既にいっちゃってる感、充分だったし。沙羅も何のために生まれてきたのかとかね、絶望の余韻を味わう間もなく呆気なく…。悲しいっす。でも死に方は不幸だったとしても、果たして沙羅はこの世に未練があるのかというと疑問もあるけれど。