#4「休戦の使者」

  セルウィリアがいいねえ。自らの老いに内心不安になりながら、ローマに帰ってきたカエサルに目で合図された後の嬉しそうなこと。8年待ち続けた甲斐があった、至福のとき、といった感じだったな。カエサルも発作を起こしながらもちゃんと会いに行くというのがね、律儀というか、内で深い結びつきというか、熟しきった関係であるところが素晴らしい。一方、アティアも自業自得なんだけど、見向きもされずに孤独を感じるという展開が、孤独を埋めずにはいられなくて、たかびな態度を取ってしまう寂しがり屋なんだろうなと実感できるのが良かった。
  プッロがまたまた爆笑。ヴォレヌスの元に戻ってきたってことは、ヴォレヌスには分け前を渡すつもりだったのか? ヴォレヌスの堅物ぶりはよく知ってるだろうに。そんなノーテンキな性格が楽しい。で、ヴォレヌスはどうするんだろう。真実を知ったら、なんかホントに家族を殺しかねなくてずっとビクビク。