#8「クレオパトラ」

  絶世の美女クレオパトラに幻滅。何だよその、ヤク中で更生施設に入れられたミラ・ジョヴォヴィッチ(顔は別に似とらんけど、なんかそんな感じ)みたいな、やさぐれ少女なキャラは。つうか、はっちゃけとる姫やなあ。向こうの人から見ると、クレオパトラってこんなイメージなんだろうか。まあ、カエサルと相まみえるときの絨毯巻きのシンプルな演出といい、この手の逸話は散々やり尽くされているから、ちょっと奇をてらってみたという感じなのかも。にしても、姫の誘惑に、ヴォレヌスは丁重に辞退で、プッロはハッスルというバカバカしさには笑った。でも、それでクレオパトラカエサルのあいだに生まれた子は実は…という可笑しさを生んでいる。ラストで目を交わしあうプッロとヴォレヌスに、笑いを抑え切れなかった。オクタヴィウスはミラノに留学中でお留守、アティアも特にお祭り騒ぎは起こさず、と少々寂しい2話だったけど、ヴォレヌスとプッロで抜かりなく楽しい。