#4「出世」

  これ見てると、なんか訳も分からず涙腺が緩んでしまう。ラストは涙が止まらなかった。隼太の野心にしても、野瀬が抱えてきた苦しみにしても、派手な描写があるわけではないけど、内に秘めたものが垣間見える一瞬というものがあって味わいがある。ほんと遠藤さんの表情はもうそのままでそれ以上あえて作る必要がないってほど渋みがあっていいよなあ。藤沢周平ものとしては、佐藤浩市さんより遠藤さんのほうが主人公って気がするほどだよ。