#8「休日のピクニック」

  今回はまさに夢の世界のなかのドリームランド。時代遅れというのか、時代の流れに取り残された遊園地がスケアクロウマンたちの手によって、いっとき輝きを取り戻す、なんて辺りはココロ図書館を思い出した。スケアクロウマンが器用すぎて何でもひょいひょい直してしまうので、奇蹟っぽさや大きな感動はないのだけれど、まあその淡白さもこの作品らしい味と言っていいのかな。この遊園地がその後どうなったかなんて野暮も言いっこなし。この日のピクニックをアリスたちは心の底から楽しんだのだし、その姿が希望にもなっているのだから。「おとな三枚に、こども三枚」。いたって冷静に大人なママさんにも笑った。