怨み屋本舗

スペシャル2「マインドコントロールの罠」

一年ぶりのスペシャル第二弾。オウム真理教を思わせるカルト教団な部分や、霊視で煽る番組を揶揄した部分は多少タブーに触れる本気を思わせつつ、あまり深く掘り下げもせずに終わって、印象としてはマルサの女2にトリックの二番煎じというか、古臭さに終始し…

 スペシャル「家族の闇 モンスター・ファミリー」

帰ってきた怨み屋。怨み屋の艶のある声、変わってなくていいねえ。あんたのその喋りがまた聞きたかったぜ。怨みの発端となる背景も変わらずセンセーショナルな内容で、まあその辺はとりあえず素材として使ってみましたという程度で、オチは確かにこの作品ら…

 #12「怨み屋の正体」

最終回。にしては、しらける相手にしらける展開でやや興ざめ。目撃者だけでなく、部下もみんな消して、麻薬を使って隠蔽工作する警視監って、海外ドラマの見すぎじゃないんだから。結局、人を社会的に抹殺するという題材は面白いのに、総じて活かしきれてな…

 #11「特権階級」

事件をもみ消すためなら、人殺しも厭わない、目撃者も拉致る。いくら特権階級の特権階級たる面を表現するためとはいえ、それはどうよという感じではあるけど、怨み屋の仕事としては今まで一番張り合いがありそうだし、腕の見せ所といったところ。正義の必殺…

 #10「過去を喰う男」

 #9「怨念のレベル」

人を殺しても罪にならない免許。歪んでる。どうしようもなく歪んでいる。でも、負のエネルギーなんて常識で量れるものじゃないし。人をそこまで追い込むのもまた人という悲しさ。

 #8「ハートキャッチャー」

安めの報酬にしては手厚い仕事っぷりだなと思ってたら、案の定、言われたね。そもそも60万では怨み屋には儲けにもならないだろうし(十二月田やリナまで動員して今回はほとんど設けがないような)、それでも依頼を引き受けること自体、本気で「仕事として」…

 #7「踏み台人生」

うらみやと聞いて、怨み(恨み)を連想しないって逆にあり得なくない? 相棒の若い刑事ならともかく、寄木警部の鼻もたいしたことないな。まあ、わざわざ一から調べなくても、鼻だけで辿りついてしまうってことなんだろうけど。道子役の役者の決して上手い…

 #6「女郎蜘蛛」

本当の女郎蜘蛛は誰でしょうの回。怨み屋を利用しようとしたら、怨み屋に牙を向いたらどうなるかの話でもあった。怨み屋が蝶にメチャメチャ執着ありげというこれまでのフリの使い方も上手いと思ったね。蝶に興味があるのは獲物としてだったという見方もでき…

 #5「ストーカー女vs十二月田」

妄想癖者には妄想癖者。十二月田のキャラ、ありえねー。キャラ誇張しすぎだし、バカにするのも大概にせえだけど、完全にいってしまってる人間の行動は怖さを超えて、喜劇にしか見えないことがあるのは事実だし、ストーカー女のほうも実写版ひき協みたいで面…

 #4「十代の暴走」

あの手の人間に恨みを晴らすのに、殺すって一番楽な方法に思える。ので、今回は退屈だった。怨み屋としちゃ、それほど頭使う必要のない依頼かもね。社員になって仕事をサポートし始めた女子高生が拉致られてちょっと慌てていたのは、毎回、用意周到に見えて…

 #3「イヤな女」

100万から30万にダウン、それから300万と随分人を見るなと思ったけど、儲けるという意図はないみたいだね。初回の5000万もそれだけ痛みを伴えという警告ではなく、殺され屋の命の値段だったわけだ。義父に犯される女子高生の復讐は同じ状況に追い込むという…

 #2「失わない男」

社会的地位の低い者を社会的に抹殺する。それは当然殺さずにというのが前提になるわけだけど、人身売買何でもござれのヤクザに売り渡すってのは陳腐だったかなあ。臓器を抜かれてもまだ生かされてるというなら生き地獄ではあるけれど。それに裏社会で評判の…

 #1「怨みの方程式」

殺され屋か…。見終わっても、何だかすっきりしないというか、しっくり来ない感じ。これがこの作品の狙いではあるのだろうけど。残された家族にはどう伝えているんだろう。真実を伝えるより、殺されたとしておいたほうが幸せ? 報酬が五千万というのも高い。…