新・人間交差点

 #3「翼ある船は」

何十年ぶりかの親子の再会。会うまではわだかまり、迷いなど思いは複雑なれど、会って話をすればそんなものは氷解する。会いたいと思う勇気、伝えたいという思いがあればこそ。それがなかったら再び交わることさえなかった。相変わらずここ一点という描写が…

 #2「赤ひげの歳月」

二十年経てば、変わっていたとしてもなんら不思議ではない。それくらい二十年という歳月は長い。その間、変わらずにいるというのは本当に凄いことだね。それにただただ感動。なんというか、自分も甘いのかも知れんけど、人のそういう心を信じたいし、人あっ…

 #1「引退記者のファイル」

20年前のシーンが苦しい…。過去に縛られているという元新聞記者の心の揺れがいまひとつ分からない。主人公にとっては止まった時間でも、取材された側にとっては一通過点に過ぎず、生きている時間ということなのか。そのことに主人公は救われたということな…