#6「アントニウスの決断」

  いやあ、アティアとオクタヴィウスの会話はもうコントだね。楽しい。そこにプッロが加わった「あっち」の家庭教師に関する話は爆笑ものだった。オクタヴィアも「それをクリアしたら、あとは人殺しだけね」とか煽ってるし。母親が母親だけに、子供たちは皮肉上手に育ってるよ。それに対する「ユリウス家は敵が多いから、それ(人殺し)には苦労しない」というアティアの返答も現状ズバリで冴えていたかな。そして、戸惑いながらも、初体験で相手によつんばいになれと言うオクタヴィウスに、生来のサド属性を見た気もする。和解の贈り物として巨根の奴隷をセルウィリアに贈るアィテア。自分のセンスを相手にも強要するというか、当然相手も持ち合わせていると疑わないその自信が最高。ヴォレヌスとニオベはよろしくやってたし。こういう回はR15指定どころか、中学生必見にしてもいいくらい。道端で拾ったエロ雑誌より、全然いい勉強になるよ。
  話のほうでも、軍隊を離れたらダメ人間に等しいヴァレヌスとは違い、プッロが頼れる存在になっているのが面白いところ。初回の初登場時の印象とは、ずいぶん異なっていて別人のよう。まあ、プッロはプッロでヴォレヌスの影響を受けていて、そのヴォレヌスへの尊敬の念を変えないのが何とも気持ちいいんだよね。