#4「ドリーム・ジャンボリー」「金魚ツアーズ」

 あれ、やっぱ1期とは違う雰囲気。番外編な位置付けと思った前回の話も、こうなるとむしろ初回がつなぎで、それ以降、1期とは趣きを変えてきているとみたほうがいいのかな。「言わせてもらうけど、キミ、お金持つと下品だよ」。そして、シナモンにたかられる、のらみみくん。キミって奴は夢の中でもその体たらくか…。と思ったら、夢がすり替わっていたのは見事。
 後半、居候キャラ同士の友情と別れ。これまた何だろうね。2期は居候キャラたち自身が子どもたちの視点になっているようにも見えるし、前回絶賛(笑)のチョコハット団も女の子キャラたちには受けがあまりよろしくないやら、キャラたちに育てられている?子どもやら、1期は1期で居候キャラと子どもとの関係を反則的な部分から描いてはいたけど、2期は2期でまた違った側面から反則技を用いているというか。「居候キャラたちが世間に溢れかえる」世界はただの都合のいい設定にすぎないと思っていたら、その世界をいろいろな角度から描いても破綻しないどころか、そんな世界があってもおかしくないような厚みさえ感じて来る。なんとも圧巻。正直ノリは1期のほうが好きだったけど、これはこれでいい感じ。