#33「誇り高き葡萄酒」

 なら東洋人になんか依頼するなよと言いたくなるが、そこをあえてゴルゴというのは、東洋人そのものが嫌いなのではなく、よそ者がワインに口出しするなという態度の表れか。ワインの味の有無は別にしても依頼者の本音は嗅ぎ分けた嗅覚の鋭さとか、依頼を忠実に実行することで依頼者の本音を引き出したところなど、相変わらずゴルゴは何をどこまで意図して仕事をしているのやらという部分で久々に面白かった。