2008-11-22から1日間の記事一覧

#22「蘭と白い少女」

とりわけいい話でもなかったのに、無性に泣けた。だってさ、のんちゃんは大人になったのに、ユキは幼い姿のままってことは別れてすぐユキのほうは…とも言えるんだろうし。その辺あえて触れずに、のん気な感じで締められるのもこの作品の良さだよな。ここんと…

#7「再会、そして…」

未来を変えられないどころか、悲しみ苦しみを二度も味わう結果になろうとは七瀬もつらいやね。せいぜい十数分程度しか過去に戻れないというのも、パラドックスを発動しまくりかねない漁先生の能力のせめてもの制約なんだな。それでも先生の能力は七瀬たちと…

#80

大詰めを迎えて何かと慌しい。ピリュの心情激白は良かったなー。かつてのプヨと似たような状況を持ち込むことでコグリョ内でもようやく血の通ったドラマを見ることができたというか、ソソノの葛藤はプヨ太后につながる部分があって、どちらかと言えば脇に追…

#6「愚か者たちのサウダージ PARTE2」

ミチコの真意を見抜きながら一発殴らないと気がすまないと息巻いたり、そのくせミチコに会ったらしがみついて泣きじゃくるだけだったりと、ハナがいい味出してる。気付けば、立ち回りがミチコと逆転しているかのよう。つうか、ミチコのほうはハナにほだされ…

#5「愚か者たちのサウダージ PARTE1」

#7「もうりょうの事」

デジタル絵草紙を見ている気分。静々と続く京極堂の講釈のあいだ、絵的にはどう見せようかといろいろ趣向の跡が感じられるのがいいな。まあ、講釈の中身が個人的に好きで退屈しないせいもあるけど、絵と喋りの絡み具合も意外と退屈しない。平田京極堂も自然…

#33「誇り高き葡萄酒」

なら東洋人になんか依頼するなよと言いたくなるが、そこをあえてゴルゴというのは、東洋人そのものが嫌いなのではなく、よそ者がワインに口出しするなという態度の表れか。ワインの味の有無は別にしても依頼者の本音は嗅ぎ分けた嗅覚の鋭さとか、依頼を忠実…

#21「デザインの都」

街の通りに置かれるだけのオブジェと化した案山子たちにスケアクロウマンは何を思う。自分自身で作りたいものがあるわけじゃない、みんなの喜ぶ顔が見たいだけというらしさを見せる一方で、生み出したものを自分で作品と言ってしまったりとらしくない面も見…