#1「記憶する心臓」

 怪奇課? 不可能というより、不可解犯罪ものって感じだな。記憶は脳にあると科学的に証明されても、心は心として別にあると思いたい、臓器とか、体の各部位それぞれに意識や記憶やらがあるという説も信じてしまいたくなる派としては、なかなか心くすぐられる初回でもあった。主人公がやる気になって何を調べ始めたのかと思ったら、心臓にも記憶があり得ることを今さらながら説明するだけだったりとか、多少まどろっこしい部分はあるけど、抜群の記憶力を有するも、それを唯一の拠り所にするでもなく、人情派なとこは面白く見れそうかも。ひたすら渋い沢村一樹も自分的に珍しくて貴重。渋すぎて、アバンでは気付かんかったよ。