#3「密偵の死」

  義侠心があるか、心が美しい? えらい褒めようだな。まあチェオクは偽金の現物を手に入れることが最大の目的だったのだから、必ずしもそうとは限らないよな。何にしても、初回に茶母の身分でケチを付けられたときに意地を張ったのはまだ分かるとして、今回の行動はどう見ても規律違反というか、組織に属してる者のすることとは思えない。茶母は一匹狼を気取れる立場でもないのだろうし。その辺、茶母という身分故、規律に縛られずある程度自由に行動できるのか、チョンサガンの私情で黙認されてるのか分からんのだよな。少なくとも差別を受けるような身分であるなら尚更慎重に行動すべきに思うのだけど。ていうか、チェオクの立ち居振る舞いからはもう少し思慮のある人物に思えるのだけど、気のせい? 演出的には不自然さが目に付かなくなってだいぶ普通に見られるようになった。スーパーアクションの使い方も今回のようなら悪くない感じ。