#10「凱旋式」

  ヴォレヌスはカエサルの誘いで政治の道へ。己の信念を曲げてまでカエサルに従ったのは、平時における自分の無力さを思い知さられた自覚からで賢明な判断ではあるんだけどね、彼の堅物さを思うとプッロと同じく寂しく感じる。プッロのほうもオチは読めていたけど、これでもうヴォレヌスとプッロのコンビで笑わせてもらうこともなくなるのかな。それも寂しい。ヴォレヌスに「あなたとは戦いたくない」とか言うプッロも泣けるんだよな。ある意味プッロの牙を抜いたのはヴォレヌスでもあるのだから、もう少しプッロに優しくてもいいだろうと思わずにいられないけど、そこは頑固一徹なヴォレヌスでもあるし…。