true tears

 #13「君の涙を」

乃絵は強い子エンド。眞一郎もヒロミも言ってみれば、乃絵のひたむきさに引っ張られる形で自分の気持ちと真剣に向き合うようになった、そのきっかけを作った本人が…というのは非常にやるせなかったけど、馴れ合いじゃない良い結末だった。最後まで緊張感が…

 #12「何も見てない私の瞳から…」

兄貴、追い撃ちかけてどうすんだよ。いくら疲れたからって、今支えてやんなきゃなあ…。あえてイジワルになってみせるヒロミもいじらしくてよかったし、どっちも幸せになってもらいたいんだが、ヒロミは耐える力を持った強い子だと思うんだ。だから乃絵かな…

 #11「あなたが好きなのは私じゃない」

あいちゃん絡みはあっさり手を引いたな。物語的にはもうちょっとこじらせて欲しかったところだけど、乃絵に視点を移すに致し方なく。最後は自然と涙が出た。乃絵の「アブラムシの歌」がこんなにも切なく感じるようになるとは。

 #10「全部ちゃんとするから」

ヒロミが眞一郎の父ちゃんに再確認しかけてやめたように、兄妹じゃなかったと思い込むことで信じようとしている部分はまだあるみたいだな。だから今までは近くにいたいと思っていたのが、距離を置くことで冷静になろうと決めたのか。それは三代吉もあいちゃ…

 #9「なかなか飛べないね…」

どうやら監督の趣味らしいこちらを戸惑わせる妙なカットの挿入、今回も久々に多めでにんまり。特別変ってわけでもなかったけど、乃絵が眞一郎の鼻の上の絆創膏に触れるシーンとかも良かったな。眞一郎が乃絵の気持ちを初めて受け入れた瞬間のようにも思えた…

 #8「雪が降っていない街」

あいちゃん捨て身の行動を「無かったことに…」って、ひでえ。しかも、その場は気が動転していたにしても、その後も放置だし。女泣かせの眞一郎の非道っぷり、底を知らず。まあ、妄想少年にとっては目まぐるしくていっぱいいっぱいだよなあ。心で嬉し涙の乃…

 #7「ちゃんと言って、ここに書いて」

眞一郎に対する気持ちに気付いてめちゃくちゃ恥ずかしがったかと思えば、眞一郎の告白に少しの曖昧さも許さない真剣さとか、一途というんだか、一本気というんだか、いつでもどこでも直情型娘な乃絵がかわいくていい。「きっと幸せなんだ」という台詞自体が…

 #6「それ…なんの冗談?」

 #5「おせっかいな男の子ってバカみたい」

眞一郎の母ちゃんといい、ヒロミといい、女ってこえーな。眞一郎は本音とは違うことを思わず言ってしまうけど、ヒロミは心に思ったことをほぼそのまま口にしている(まあヒロミも本音を言っているわけじゃないが)という描写は面白かった。乃絵を筆頭に眞一…

 #4「はい、ぱちぱちってして」

主人公とヒロミのやり取りとかむず痒くてしようがないんだが、その変な居心地の悪さがいいな。物語をいい感じでかき回してくれる乃絵も、掴みどころのない言動に却って抱える陰の大きさを感じさせたかと思えば、兄貴への態度とか見てるとほんとに精神年齢が…

 #3「どうなった?こないだの話」

その気がなくても、おんぶで現れたら、そりゃ引くと思う、何じゃこいつらはと。ニワトリの餌を撒きまくったりと、掴みどころのない最たる存在は乃絵に違いないんだが、主人公の家に来ることになって「全てを封印する」と決めた、というヒロミの考えもやはり…

 #2「私…何がしたいの…」

乃絵もストレートな物言いなんだが、ヒロミも乃絵に言われたことを主人公に隠さないあたりが怖い。どちらも病み入ってそうだけど、ヒロミのほうがより深刻? 乃絵は一度は壊れるのを経験しているから、その分耐性が付いているという感じだな。ヒロミが突拍…

 #1「私…涙、あげちゃったから」

あんな変てこなティッシュ箱の工作を、呪いを解くための贈り物にする主人公は既に充分飛べていると思った。物語としては惹かれるところがなくてどうもダメなほう臭いけど、同居している幼馴染み相手に、あえてベタなシチュエーションを期待して妄想する主人…