(再) #14「波乱のハッピーバースデー」

 やっぱり玉木はいいキャラだな。招待状をもらったと勘違いして喜ぶ玉木にはちょっと泣けたし(ほんと、天の邪鬼な寂しがりやだよな…)、招かれざる客だというのに意気揚々と押しかけて(しかも両親同伴…)、さらに自分で墓穴を掘るという居心地の悪さの上塗り。だがそこからだっていくらでも挽回の機会はあるのだという意味では、どれみはナイスフォローの優しさを見せたし、ハートウォームないい盛り上がり。

#3「立ち向かうこと」

 ユメミはスズメを止めに行ったのかと思えば応援してるし、他の生徒も大声援で(カズヤって案外人気者?)思いきし気抜けさせられたけど、いいな、この画面の向こう側で勝手にやってる感じ。まるであなたもこちら側に来なさいと手招きされている気分だ。ユメミは自己解決型というのか、いやまあ友達のおかげで、その存在があって自分を再確認しているのだからひとりよがりではないのだろうけど、その結果の行動は結構独善的にも見えてしまうのが可笑しい。まあ世界を救うならこのくらい我がないとね。ふらふらしているようにも見えた現実世界のほうで意外にしっかり地に足のついたことをやってくれて安心したというか、イチコがユメミと気持ちを共有できて喜ぶ辺りは結構胸が熱くなった。悪くない。

#42「大きな口(ラージ・マウス)の湖上」

 せっかく桑島法子なのに、だらしないおっぱいにがっかりだよ、と過分な期待。ゴルゴが何をしに来たのか知っているなら、気付くのが遅いだろというようなラストだったけど、ゴルゴから見ればいつもながらに敵を手の平の上でもてあそぶ、まさに口を開けて待っていたネズミ捕りな完璧完遂ミッションで楽しかった。桑島キャラも単なる通りすがりゲストに見えて、ボルガ2とか何故そんな呼び名なのか気になったり。

#3「夕顔」

 匂い立つ色香とか、狂おしさとか、それらの形容をまさに体現している御息所。生き霊となって源氏の君の前に現れたときに声が変わったのには笑ったけど、ああでも確かに来宮さんと言えばそんなイメージで、古典的だけど判ってるなーとそれにも笑い。夕顔がいまいちだったせいもあり、実質2話続けて御息所が主役だったな。夕顔はいくら薄命な佳人とはいえ、どうしたんだろ、あれ。小清水亜美なら夕顔のはかなさにハマってもおかしくない気がしたけど、全然合ってなくて残念。

#142「人生は選択肢の連続」

 すげー。正直、ぶっ壊れた神楽にはマジ引いたし、そんな神楽は見たくなかったけど、見てて鳥肌が立ったってことは迫力に圧倒されたってことでもあり。素直に脱帽です。芳忠キャラも手数より口数のほうが多いのが芳忠さんお手のものという感じでいい味出してたし、最後も泣けた。暗転後のあの言い方も(笑)。若い連中でもよろしくやりつつ、ほんと、おっさんに手厚い作品だな。

#4「世界への胎動」

 JOLTカウンター。宮田の渾身の一撃にちゃんと言い方まであったとは恐れ入りました。ジョルトという人が最初に編み出した?と思ったら「強打」の意味か。これでまた一転、一歩は宮田を追いかける立場に。そうだよな、日本チャンプと世界チャンプだもんな。一歩は一歩で着実に前進している気もしてたから、何だかうさぎと亀な錯覚。まあ、一歩にとっても宮田の背中を追いかけていくほうがおさまりもいいんだろうな。