NANA
レイラがそうであるように、やはり歌に居場所を求めるナナ。ハチとのすれ違いで、レイラと同じラインに立たざるを得なくなったという感じかな。まるで何か才能に秀でた者は孤独に病んでなければならないと言わんばかりだ。 商業的にもバンドを仕切れるヤっ…
レイラ、お前もか、な話。ハチやナナにはあった避難所がレイラにはない。それがレイラを一層孤独にさせるという話の際立たせ方が上手い。避難所すらないから歌に打ち込むしかない。そこまで計算して結婚話をレイラの耳に入れたわけでもないだろうけど、憎ま…
ナナ、相当にヤバイ。危ういバランスの上にいるどころか、すでに落ちかかっているよ。片方だけ割れるくらいなら、両方とも割ってしまえばいい。ナナの心情が表れたとも言えるけど、ナナもハチも割れたグラスだったから互いに惹かれ合った、という意味にも受…
心の避難所がいるというのは心強いな。それぞれの心情をいちいち解説までしてくれるし。なだめすかしつ突き放しつで、ハチの手なずけ方を心得ている淳ちゃんがやっぱいい。淳子とハチの漫才は単純に楽しいし、毒がないから安心して見ていられるというのもあ…
ハチ、人生最大の修羅場。であるにもかかわらず、そう思わせないタクミの仕切りっぷり。いたって冷静な態度がいちいち鼻に付くけれど、こういう時は核心に触れずバカ話でもしてくれたほうが落ち着く。対するはノブは動揺しまくりで、ハチを問い詰める始末。…
「認知」なんて表現をさらっと使ってしまう辺りが、いかにもタクミらしい。そりゃさっさと縁を切るより男らしいけど、抱いた責任として言ってるようにしか聞こえない。タクミも愛に飢えた半生を送ってきたのだろうかと思いたくなるような、ハチの妊娠ひとつ…
こっちも妊娠検査薬のお世話か。こっちの興味は、誰の子やねん、やな。いや、さすがに時期的にノブはありえないわけだし。あと、設定進行の舞台裏がいしづかあつこ女史みずから解説されたりと、本編後の「NANAの部屋」が初めて興味もって見れたよ。なんで今…
トラネスとブラストのメンバーは意外に接点があったという展開がもうあり得ねえって感じだけど、そこが少女漫画なんだろう。ハチはハチで、ヤスの次はノブにまでときめいているし。誰にでも尻尾をふるか、ハチ公。でも、からっぽな自分を恋をすることでしか…