天保異聞 妖奇士

 幕間「ヒトハアヤシ」

この世は生きづらいという少女を導くのではなく、その少女に導いてくれと仰せのユキ。最後までやってくれる。幕間で幕引きであるからか、いつものごとく尾ひれ付きは付きでも、意外に素直にまとめてくれたというか。正直意味不明で付いていけないときも多か…

 #24「後南朝幻想」

 #23「印旛沼古堀筋御普請」

間夫。狂斎なりの精一杯のイヤミか。

 #22「帰ってこないヨッパライ」

人の命を救おうと奔走するアトルの話と、酔っ払い親父から虐待を受け、それからの逃避で妖夷を生み出した子供の話と。切腹という日本的奇行に初めは衝撃を受け、なぜ死なねばならぬと問うところや、助けるには異界へ逃すしかないという相も変わらず異界イズ…

 #21「星夜に果つ」

 #20「不忍池子守唄」

 #19「三人往壓」

ユキさん、出奔の詳細を語る。本人は出奔したことで縁が切れたつもりでも、名がそれを許してくれない。漢神使いならではの話という気はするけど、雲七殺しの話に比べると、どうしもてインパクトに欠ける。なんで野沢雅子?とかどうでもいいことについ意識が…

 #18「漂泊者の楽園」

 #17「幽世」

 #16「機の民」

アビの話。妖夷はずっと身近な存在で時おり恵みをもたらしてくれたとか、姉を追っているとか、奇士の中ではこれまでで一番まともな話だった。姉の末路とか、またどんでん返しがあるのかもしれないけど、あまりひっくり返さないことを願う。 宰蔵の使い方が…

 #15「羅生門河岸の女」

レギュラー陣より現実的なキャラに思えた狂斎も結局ユキさんとどこが違うんだ?なアトルへの対応。「無事救い出せたら、オウマは俺のもんだ」と言ったときの狂斎の得意げな顔と言ったら。で、結局、素っ気ない態度取られてるし。奇士のように何か特殊な能力…

 #14「胡蝶舞」

これこそお子様お断りと思えるような、吉原を肯定的に捉える話をさらっとしてしまうところとか、吉原を舞台にミステリーな展開とか、結構好きな話というか、今までの中でも楽しめたほうだったけど、しかし新キャラが加わっても、既出レギュラーはギャグキャ…

 #13「地獄極楽風聞書」

新キャラと総集編と宰蔵ガルル。宰蔵の「ガルル」が、前半と後半のつなぎに使われていたのには吹いた。いやもうデフォルメデカ顔になった瞬間から苦笑するしかなかったんだけど、アイキャッチと同レベル扱いかよ。ドラ猫が下っ引きたちに噛み付く、ひと昔前…

 #12「駁竜、月に吠える」

小笠原編、一件落着? ユキアツとの絡みや、蘭学仲間との件とかいっぺんに片付けようとするので、どうも話がごちゃごちゃしてて分かりにくかった。宰蔵なんて、何がしたくてわざわざ追っかけて来たんだか、といいたくなるような、あのリアクション。何だよ…

 #11「日光怪道」

話がすっ飛ぶなあ。小笠原周りの内情話で既にいっぱいいっぱいなところへ(脇役絡みすぎ)、陰陽師風情の者たちまで登場。さも当たり前のように変身する姿に笑ってしまった。妖夷との戦い方といい、とっくにフォーマットが決まっているような見せ方してるけ…

 #10「弥生花匂女神楽」

宰蔵の名前の意味も勘違いなら、罪の意識も勘違い。宰蔵に妖夷の肉を食わせたのも踊ることのできる場を提供しようと思ったから? 小笠原、何か裏のありそうなキャラから、単に人のいいおっさんに。笑いながら踊れと言われた宰蔵はいつものように巫女姿で嬉…

 #9「面と怨」

女の線が出てきて、好みの体つきになってきた娘に、若衆好きな父は何を見る。近親、少年嗜好、どう転んでも救いようがないな。宰蔵に妖夷の肉を食わせた小笠原といい、どいつもこいつも病んでるよ。小笠原は、宰の字の意味を宰蔵にわざわざ告げたのも何か意…

 #8「狐芝居」

宰蔵の宰に込められた意味。ここでも罪の意識か。人生そのものを否定させたり、捨てようのないものに重荷を背負わせるの好きだねえ、ほんとに。踊ることは罪だと思い込むしかなかったように、宰蔵が感じている罪の意識は彼女の勘違いとか、宰の字にはまた別…

 #7「竜は雲に」

最後のユキの馬鹿笑いで砕けた。ひとりのときは雲七から漢神を取り出すことを躊躇しながら、アトルの前ではやたら強気。偉そうなこと言ってるけど、ユキに信念があるように感じられないから説得力がない。弱いなら、弱いままでもいいって。迷える四十男、限…

 #6「竜気奔る」

 #5「ひとごろしのはなし」

 #4「生き人形」

 #3「華江戸暗流」

カニバリズムな話のあとに、妖夷の肉はたまりません、って…。シャレになってねー。しかも、奇士をやってる魅力は妖夷の肉を食せることだ、妖夷の肉を喰ったら最後、他のものは美味とは思えなくなる、って。はなっから正義のヒーロー像は期待してなかったけ…

 #2「山の神堕ちて」

飢饉の際の生贄話に秘められた真実。あの母子は物語上いつ殺されるかと内心ビクビクしていたら、そう来たか。ある意味、殺すより残酷だな。実際には事故とか身売りとか諸々の理由があったであろう女子供の失踪を、神の仕業として納得付けようとした「神隠し…

 #1「妖夷、来たる」

カメラ目線は脚本からあったんだろうな。ここ、カメラ目線で、とかト書きしてあったに違いない(「十二国記」のアニメ脚本集を見たばかりなので、あの人流の書き方が頭にこびりついて離れないせいもある)。「もう取り戻せる歳でもないんだろうけど」に恐れ…